<hr要素> - テーマの区切り
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hr要素はテーマの区切りを表す要素です。物語においてシーンが変わる場面など、内容が転換することを特に強調したい場合に用います。視覚的な区切り線として利用するものではありません。
概要
- 名前
- hr (Horizontal rule)
- カテゴリー
- Flow content
- 配置できる場所
- Flow contentが期待される場所。
- コンテンツモデル
- 空要素のため、子ノードを持ちません。
- タグの省略
- 省略できません。
- DOM Interface
- HTMLHRElement
- デフォルトのスタイル
hr { display: block; -webkit-margin-before: 0.5em; -webkit-margin-after: 0.5em; -webkit-margin-start: auto; -webkit-margin-end: auto; border-style: inset; border-width: 1px; }
- 仕様書
- https://html.spec.whatwg.org/multipage/semantics.html#the-hr-element
属性
グローバル属性
全てのタグで利用できるグローバル属性を指定できます。
説明
話題の転換
hr要素は話題が転換することを強調したい部分に使用します。例えば、下記の例が挙げられます。
- 物語で、シーンが変わる部分。
- 日記で、本題から逸れて余談を始める部分。
- 製品マニュアルで、説明する部品が変わる部分。
間違った使い方
hr要素は視覚的な区切り線として利用してはいけません。例えば、「見出しの下に線があるとデザイン的にかっこいいから」という理由で使ってはいけません。
HTML
<h1>見出し</h1>
<hr>
<p>テキストです。</p>
デザインで線を表示したい場合は、hr要素ではなくスタイルシートを利用して下さい。
HTML
<h1>見出し</h1>
<p>テキストです。</p>
CSS
h1 {
border-bottom: 1px solid #000 ;
}
サンプルコード
HTML
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="utf-8">
<title>【デモ】<hr要素> - テーマの区切り</title>
<link rel="canonical" href="https://syncer.jp/Web/HTML/Reference/Element/hr/">
<style>
body {
background-color: #fff ;
}
</style>
</head>
<body>
<p>hr要素は、物語におけるシーンの変わり目など、話題の転換を強調したい部分に用いましょう。</p>
<h1>適当な物語</h1>
<p>私は会社でパソコンとにらみ合いっこしながら仕事を進めていた。トラブルがないことを祈りながら。</p>
<p>仕事終了間際のこの時間が一番緊張する。このままあと5分、電話が鳴らなければセーフだ。頼む、鳴らないでくれ…。</p>
<hr>
<p>今日は待ちに待った休日だ。私は海に来ていた。海はやはりいい。冬でもやはり海はいい。</p>
<p>実はあの日、電話は鳴っていた。鳴っていたのに私は…</p>
</body>
</html>