JavaScriptのイベントハンドラ一覧
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JavaScriptのElementオブジェクトは、ドキュメント上の要素を表しています。
説明
Elementオブジェクトとは
Elementオブジェクトはドキュメント上の要素を表します。例えば下記は、a要素です。
<a href="https://syncer.jp/">SYNCER</a>
要素とタグの違い
要素をタグと表現しても大抵の場合、意味は伝わると思いますが厳密には違います。要素はタグで作ります。例えば、aタグでa要素を作ります。どういうことかというと下記がaの開始タグと、終了タグです。
<a>
</a>
aタグにhref属性を付けて、テキストを囲いました。この全体が要素です。タグは部品、要素は部品で構築された全体です。ネジと机みたいな関係をイメージして下さい。
<a href="https://syncer.jp/">SYNCER</a>
親要素と子要素
要素は複数の要素を含む場合があります。例えば下記は、3つのli要素を含んだul要素です。この場合、ul要素は各li要素の親要素、各li要素はul要素の子要素と表現します。
<ul>
<li>人参</li>
<li>じゃがいも</li>
<li>玉ねぎ</li>
</ul>
Elementオブジェクトの取得
Elementオブジェクトの取得方法は様々です。例えば一番簡単で有名なのはgetElementById()
。これはドキュメント上にある全ての要素の中から、特定のid属性を持つ要素を1つ取得するメソッドです。
<p><a id="anchor">SYNCER</a></p>
// id属性がanchorの要素を取得 ( → <a id="anchor">SYNCER</a> )
var aElement = document.getElementById( "anchor" ) ;
次は要素から要素を取得する方法です。このaElement
(子要素)からp要素(親要素)を取得します。親要素を取得するには、子要素のparentNodeプロパティを参照します。
// a要素の親要素を取得 ( → <p><a id="anchor">SYNCER</a></p> )
var pElement = aElement.parentNode ;
最後に、pElement
(親要素)からa要素(子要素)を取得してみましょう。子要素を取得するには、childNodesプロパティを参照します。
// p要素の子要素を取得 ( → <a id="anchor">SYNCER</a> )
var aElement = pElement.childNodes[0] ;
このように目的の要素を取得する方法は様々あるので、メソッドやプロパティを確認し、最適な方法を探してみて下さい。
Elementオブジェクトの更新
Elementオブジェクトは、更新することもできます。Elementオブジェクトの内容が更新されると、ブラウザの表示もそれに合わせてリアルタイムで変わります。例えば、ある要素の背景色を赤に変更したい場合は次の通りです。
// aElement = <a href="https://syncer.jp/">SYNCER</a>
// 要素の背景色を赤に変更 ( → <a href="https://syncer.jp/" style="background:red">SYNCER</a> )
aElement.style.backgroundColor = "red" ;
はたまた、要素にid属性を付けたい場合は次の通りです。
// aElement = <a href="https://syncer.jp/">SYNCER</a>
// 要素のid属性を変更 ( → <a id="syncer" href="https://syncer.jp/">SYNCER</a> )
aElement.id = "syncer" ;
取得だけでなく、更新に関してもたくさんのメソッド、プロパティが用意されています。駆使して、インタラクティブなウェブページを作成しましょう。
プロパティ
項目 | 説明 |
---|---|
Location.hash | フラグメント識別子(#〜)を取得、変更する。 |
Location.host | ホスト名とポートを取得、変更する。 |
Location.hostname | ホスト名を取得、変更する。 |
Location.href | 完全なURLを取得、変更する。 |
Location.pathname | パスを取得、変更する。 |
Location.port | ポート番号を取得、変更する。 |
Location.protocol | プロトコルを取得、変更する。 |
Location.search | クエリを取得、変更する。 |
メソッド
項目 | 説明 |
---|---|
Location.assign() | コンテンツをロードして表示する。 |
Location.reload() | ドキュメントをリロードする。 |
Location.replace() | 現在のURLを置換する。 |
関連項目
- Location - ブラウザロケーションのオブジェクト。
- Document.location - Locationオブジェクトを取得する。
外部リンク
- HTML Living Standard - WHATWGによる仕様書。
- W3C勧告 - W3Cによる規格策定の最終段階。