Location.replace() - 現在のURLを置換する
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JavaScriptの、Locationオブジェクトのreplace()
はURLを置換するメソッドです。
説明
Locationオブジェクトのreplace()
は、現在のURLを、新しいURLに置換するメソッドです。URLを置換するというのは、具体的には閲覧履歴を追加しないで表示を新しいページに変更するということです。
https://syncer.jp/1.html
例えば上記URLのドキュメントを表示しているとします。window.location.href
でURLを変更したとします。
// URLを変更
window.location.href = "./2.html" ;
すると、2.html
に移動した後に、ブラウザのヒストリーバック(戻る)を実行すると、1.html
のページに戻ります。これは、window.location.href
によって、閲覧履歴に2.html
が追加されたからです。次に、replace()
で置換をした場合です。
// URLを置換
window.location.replace( "./2.html" ) ;
この場合、2.html
に移動した後、ブラウザのヒストリーバック(戻る)を実行しても、1.html
のページには戻りません。そうではなく、1.html
の直前に閲覧していたページに戻ります。これは、replace()
によって、閲覧履歴に2.html
が追加されず、閲覧履歴の1.html
が2.html
に置き換わったためです。これが、replace()
による置換です。
サンプルコード
// URLを置換
window.location.replace( "./2.html" ) ;
デモ
window.location.replace()
で現在のURLを新しいURLに置換します。ヒストリーバック(戻る)の挙動を確認したい場合は、お手数ですが、新しくウィンドウを開いてお試し下さい。
構文
window.location.replace( string newUrl )
引数
項目 | 説明 |
---|---|
newUrl | 新しく置換したいURL。絶対パス、相対パス、サーバー相対パスなどで指定。 |
返り値
返り値はありません。
関連項目
- Location - ブラウザロケーションのオブジェクト。
- Location.assign() - コンテンツをロードして表示する。
- Location.reload() - ドキュメントをリロードする。
- Location.replace() - 現在のURLを置換する。
外部リンク
- HTML Living Standard - WHATWGによる仕様書。
- W3C勧告 - W3Cによる規格策定の最終段階。