【解決済み】Instagramで自宅がバレないために絶対に知っておきたい仕組み

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アイキャッチ画像

「Instagramに投稿すると、知らないうちに自宅がバレてしまう」、そんな怪談じみた噂が存在するので検証してみましたが、2016年1月現在、その問題は解消されていました。Instagramで自宅がバレる心配はありません。このページは、過去に発生していた不具合を、興味のある人、安心したい人のために残したものです。

まずはExifについて知る

遠回りにはなりますが、システムを完璧に把握するために、Exifの基本的な知識を身に付けて下さい。

Exif(イグジフ)とは何か?

よくある、写真から位置情報がバレてしまうという話は「Exif(イグジフ)」というデータに原因があります。Exifとは、写真に付けられた様々な情報のことを指します。あなたがインターネット上で見ている写真は画像だけのように見えますが、実は、画像の中に撮影場所や撮影日時、撮影機体などといった様々なデータが含まれていて、誰でも、それを調べることができるんです。知ってました?

だから、IT方面にあまり詳しくない人は、Exifの存在を知らずに自宅などで撮影した写真をインターネット上で公開してしまい、その結果、詳しい人からその写真を解析され、Exifを調べられて撮影場所などプライバシーに関わる情報が流出してしまうということです。

具体的にはどんなデータなの?

言葉だけで説明されてもよく分からないと思うので、実際にどんなデータなのかを見てみて下さい。

私の地元で撮影した写真
私の地元で撮影した写真

例えば、上記の写真をサンプルにしましょう。これは足立区竹の塚にて、iPhone5で撮影した写真です。この写真に付いたExifが次です。このようなデータが、iPhoneなどで何気なく撮影した全ての写真に付いています。主要なデータを赤文字にしてみました。撮影機体(AppleのiPhone5)、撮影日時(2014年8月15日)、撮影場所(緯度、経度)が含まれているのがよく分かると思います。

Array
(
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    [SectionsFound] => ANY_TAG, IFD0, EXIF, GPS
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        )

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        )

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    [SubSecTimeDigitized] => 890
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    [ExifImageLength] => 480
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        )

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    [GPSLatitude] => Array
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        )

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    [GPSLongitude] => Array
        (
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        )

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    [GPSAltitude] => 0/1
    [GPSTimeStamp] => Array
        (
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    [GPSImgDirectionRef] => M
    [GPSImgDirection] => 18591/143
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)

Exifは自動的に削除される

ここまでの説明で、Exifのことが、なんとなくでもいいので分かりましたか?「写真から知らない間に自宅がバレてしまう…」という怖い話は、このExifが原因です。そして裏を返せば、「この写真に付いたExifが存在しなければ、誰も、写真から撮影場所などの情報を知ることができない」ということも理解できたと思います。

Instagramの話に戻しましょう。ここが重要なんですが、Instagramに投稿した写真からは、主要なExifが削除されています。念を押す意味で繰り返しますが、たとえ、位置情報が付いた写真をInstagramに投稿しても、その写真のExifからは位置情報がしっかりと削除されます。

従って、「変な人がInstagramから私の写真をダウンロードして、写真に付いた位置情報を調べられたらどうしよう…?」と思っている人は安心して下さい。Instagram上で公開されている写真のExifには位置情報が付いていないので、そんなことは起こりえません。

投稿後のExifデータ

前章で紹介した、Exifが付いた写真を、実際にInstagramに投稿し、その写真をダウンロードしてExifの内容を調べたものが下記です。内容が大幅に削られていて、位置情報や撮影機体などの情報が存在していないことが分かりますよね。投稿後のExifの中に、プライバシーに関する情報は1つもないんです。

Array
(
    [FileName] => 792026015776036142_295878252_t.jpg
    [FileDateTime] => 1408636893
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    [MimeType] => image/jpeg
    [SectionsFound] => 
    [COMPUTED] => Array
        (
            [html] => width="150" height="150"
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            [Width] => 150
            [IsColor] => 1
        )

)

ちなみにこの写真は、投稿の際に「フォトマップ」にも追加しています。たとえ、フォトマップに写真を追加したとしても、写真のExifには位置情報が残らないということです。投稿した写真を見たい人は下記からどうぞ。

【解決済み】フォトマップで自宅がバレる

この章の記述は全て過去の問題で、2016年1月現在は発生しないので、ご安心下さい。あくまでも、過去にどんな不具合があったのか知りたい人のために残してある文章としてご覧下さい。

もう少し続きますが、お付き合い下さい。「Instagramに投稿した写真自体から位置情報が漏れる心配はない」ということは理解できたと思います。しかし、気を付けなければいけないのが、地図に写真を配置する機能である「フォトマップ」の存在です。フォトマップについてご存知ない人は、下記の記事をパラ〜っと読んでどんな機能かだけでも知っておいて下さい。

知らない間にフォトマップに追加される

「写真自体から位置情報が漏れることがないんだから、後は本人がわざわざフォトマップで自宅の位置に写真を配置しなければいいんだよね」と思った人、全くもってその通りです。その理解で正しいです。…ですが、それでも、本人が気付かずにフォトマップに配置してしまう厄介なケースがあるんです。

ここでちょっとしたクイズです

軽井沢に行ったよ〜
軽井沢に行ったよ〜

例えば、ある観光地で撮影した写真を投稿する時に、その写真をフォトマップに追加したとします。それ自体は観光地の場所に配置したので、全く問題ありません。次の写真を見て下さい。

そのまま投稿するかー
そのまま投稿するかー

先ほどの写真に続けて、今度は自宅で撮影した何かの写真を投稿するとしましょう。この写真は、特にフォトマップに配置する設定は行ないませんでした。自宅を公開したくないんだから当たり前ですよね(笑)。では、ここで問題です。あなたならこのケースは「大丈夫」だと思いますか?

…正解は「アウト」です。私だったら、「ああ、この人は、かなり高い確率で人形の写真をフォトマップの自宅の位置に配置しちゃってるな」と想像します。何故そんなことになるのでしょうか。それは、「設定の記憶」があるからなんです。

「設定の記憶」とは?

2枚目の写真を投稿する時に、恐らく、ほとんどの人がフォトマップの設定を見ないと思います。何故なら、その写真をフォトマップに追加する気がないからです。…それは正しいのですが、ここで「設定の記憶」という非常に厄介な問題が関わってきます。

「フォトマップに追加」がオンになったまま…
「フォトマップに追加」がオンになったまま…

どういうことかというと、Instagramは、1枚目の観光写真を投稿する時にフォトマップをオンにした設定を「記憶」していて、それ以降に写真を投稿する時に、最初から「フォトマップに追加」の項目をオンにしてしまうのです。そしてそれは目立たないため、ほとんどの人が、フォトマップがオンになったままであることに気付かずに、写真を投稿してしまうというわけです。

フォトマップをオンにしたまま投稿するとどうなるか?

さて、それでは、フォトマップをオンにしたまま、特に候補地から場所名を選択したりしないで投稿するとどうなってしまうのでしょうか?…それは次のようになります。

見た目上は場所名が表示されていない

場所名が設定されない
場所名が設定されない

写真を見た時に、場所名が表示されていないので、一見、その写真はフォトマップに配置されていないと思います。本来ならサンプル図の矢印のところに場所名があるはずですね。

フォトマップを見ると写真が配置されている

フォトマップ上には配置されている
フォトマップ上には配置されている

しかしながら、実際にフォトマップを確認すると、その写真がちゃっかりと配置されてしまってます…。

場所名を選択しないと勝手に配置する

つまり、「フォトマップに追加」をオンにして、場所名を候補地から選択しないまま投稿すると、…言い換えれば、「フォトマップに追加」がオンになっていることに気付かないまま投稿すると、Instagramは場所名を付けないまま、勝手に写真をフォトマップに配置するということです。

どこに配置するのか?

肝心なところなのですが…、それでは、写真はフォトマップのどこに配置されるのでしょう?それは二段構えになっています。まず、投稿する写真のExifに位置情報があればその位置に配置します。そして、Exifに位置情報が存在しなければ、今度は、投稿するまさにその時にあなたがいる場所(GPS情報)が位置として選ばれます。

フォトマップをオフにすること

話をまとめると、「フォトマップに追加」がオンになっているのに気付かないまま写真を投稿することが、自宅などの位置がバレてしまうたった1つの理由です。そして、それを引き起こす最大の原因が「設定の記憶」、強いて言うならInstagramの配慮の足りなさと言えるでしょう。

GPSをオフにするのは根本的な解決策ではない

これはGPSをオフにしても、根本的には解決しない問題です。例えば、カメラロールに保存しておいた写真を、「フォトマップに追加」をオンにしたまま気付かず投稿しました。その写真が自宅で撮影されたものだったら、もうアウトですよね。投稿する時にGPSをオフにしていても、Instagramはその写真に付いた「Exif」から位置情報を読み取るからです。

GPSをオフにすることが解決策ではありません。むしろ、それで安心していたら前述のように落とし穴があるバッドノウハウ、いや、これ以上ないワーストノウハウ(最悪な対処法)です。『"配置をしない時"は「フォトマップに追加」をオフにすること』が根本的な解決策です。

心配をなくすには仕組みを理解しよう

いかがでしたか?過去にあった、フォトマップの不具合を紹介しました。長々とした話にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。「インスタグラムってなんとなく危ないのかもな…」というモヤモヤとした意識でいるのではなく、「"何が安全で何が危険か"をはっきりと理解してもらいたい」と思い、この記事を書きました。

写真のExifから位置情報が漏れることはありません。この点に関しては問題ないので、安心して写真を投稿して下さい。注意すべき点は、「フォトマップをオンにしていることに気付かずに投稿してしまうこと」です。言い換えれば、フォトマップ以外から自宅などの位置情報が漏れることは絶対にありません。そして2016年1月現在、このフォトマップの問題も解消され、自宅がバレてしまう心配はなくなりました。

仕組みと原因をはっきりと理解しておけば、プライバシーを漏らしてしまうリスクも減るはずです。あなたなりに対策を立てて、安全なインスタグラムライフを送って下さい。できれば、あなたの大切な友人にも、この仕組みを教えてあげて下さいね。

更新履歴
2016年1月6日
2015年頃にフォトマップの「オリジナルの場所登録」の機能がなくなったため、自宅を間違えて公開してしまう問題は解消されました。
2015年5月20日
情報を2015年5月時点のものに更新しました。記事を全体的にリライトしました。
2014年8月22日
コンテンツを公開しました。
2014年8月22日
「フォトマップを見られないようにするには!?」という項目を追加しました。