TwitterのAPI制限にかかった時の解決法

「API」と聞いても、プログラムと縁のない方にはよく分からないと思います。そこで、「最新のタイムラインを読み込む」「いいねの一覧を表示する」「フォロワーの一覧を表示する」「ツイートを投稿する」などといった、Twitterの各操作を行なうことを「APIを呼び出す」と理解しておけば大丈夫です。新着ツイートを読み込む時には、新着ツイートを読み込むためのAPIを呼び出します。いいねの一覧を表示する時には、いいねの一覧を表示するためのAPIを呼び出します。この各APIを呼び出す回数に、制限があるということです。

さて、Twitterの個々の操作(各APIの呼び出し)には、それぞれ回数制限が存在します。例えば、「〜回以上、いいねの一覧を表示するな」「〜回以上、新着ツイートを読み込むな」ということですね。回数制限に達した操作は、以降できなくなってしまいます。新着ツイートを見たくても、回数制限に達したら、それ以降見れなくなります。いいねの一覧を見たくても、回数制限に達したら、それ以降見れなくなります。

この回数制限は、基本的に、Twitterの機能を利用した占いアプリなど、サードパーティ(Twitter社とは関係のない外部の開発者)が受ける制限でした。Twitter社が提供する公式のアプリを使っていれば、この制限を受けることはなかったのですが、2015年11月中旬くらいになって、突如、制限が課され始めたようで、多くの人が戸惑っています。

15分待てば元に戻るので、心配しないで下さい。拍子抜けかもしれませんが、それだけです。API制限は、15分ごとにリセットされます。例えば、あなたが10時03分から10時08分の間にタイムラインを更新しすぎて、回数制限にかかってしまったとしましょう。新着ツイートを読み込めなくなってしまいました。しかしながら、この場合なら10時18分になれば、また、タイムラインを更新できるようになるということです。ちょっと我慢すればいいということです。

各操作の制限回数は、下記ページで確認することができます。

代表的な操作を簡単にまとめたのが次の表です。回数は、15分の間で許可されている回数です。

常識的な範囲で利用していれば、まず、回数制限にかかることはないでしょう。なお、前章で紹介したのは、あくまでもサードパーティのアプリ開発者向けに公表されている回数制限だということに留意して下さい。筆者自身も、実際にホームタイムラインを何度か連続で更新して回数制限にかかってみたことで、この表、すなわち、サードパーティのアプリ向けに課された制限と、今回の、公式アプリに課された制限が同じ性質のものだろうと「推測」しているわけです。

何が言いたいかというと、「表を信じて無茶をするな」です。例えば、「15分経てば制限が解除されるなら、24時間、15分ごとに制限いっぱい使ってやるぜ」などと、無茶な操作でTwitterのサーバーに負担をかければ、あなたは、この表のルールにはない特別な制限(アカウントの凍結など)を受けてしまう可能性があるということです。回数制限を受けた時は使い過ぎているんだということを自覚、理解して、次からは控えめにするのが、安全な使い方だと言えます。無難に楽しく使っていきましょう。

回数制限がかかって、新着ツイートが見れない。でも15分待つのは長過ぎる…！という場合の、ちょっとした抜け道を紹介しちゃいます。

演算子を使って検索しよう

ユーザーのプロフィールページに移動しても、そのユーザーのツイート一覧を見れなくなってしまった。そんな場合は、そのユーザーのツイートに絞って検索しちゃいましょう。例えば、@arayutwさんのツイート一覧を検索するには、次の通り、フォームに入力して検索します。これで、プロフィールページに移動した時と同じように、ツイートをご覧になれます。

from:@arayutw

ウェブ版を利用しよう

2015年11月現在、アプリ版ではなく、ウェブ版のTwitterを利用すれば、API回数制限がありません。つまり、ユーザーのツイートも見放題というわけです。スマホで、ウェブ版のTwitterにアクセスする方法は、下記記事をご参考下さい。