Macでスクリーンショットを撮る方法
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Macでスクリーンショット(画面の画像)を撮影するには、ShiftとCommandと3を同時押しして下さい。Windows用のキーボードを使用している場合は、Commandの代わりにWindowsキーを使います。
画面全体を撮影する方法
画面全体を撮影する方法を説明します。
ShiftとCommandと3を同時すると、パシャっというシャッター音が鳴ります。
ちなみに、Appleのではなく、Windowsのキーボードを使っている場合、Commandのボタンがありません。代わりにWindowsキーを使って下さいね。
スクリーンショット 2016-01-26 17.14.24.pngというようなファイル名の画像ファイルがデスクトップに追加されているので、開いてみましょう。スクリーンショットになっているはずです。
範囲選択をして撮影する方法
画面の指定した範囲だけを撮影する方法を説明します。
ShiftとCommand(ない場合はWindowsキー)と4を同時押しして下さい。
同時すると、マウスカーソルの形が十字マークになります。ごめんなさい、このサンプル画像だと通常のカーソルのままです(笑)。カーソルが十字マークに変わったら、範囲選択を始めたい場所でクリックして、そのままマウスボタンを離さないで下さい。
マウスボタンを押したまま、マウスを動かすと、範囲選択することができます。画像に保存したい部分を取り囲んで下さい。範囲選択している部分には色がつくので分かりやすいと思います。
範囲選択ができたら、マウスボタンを離して下さい。すると、範囲部分が画像として保存されます。
このように範囲選択した部分のスクリーンショットが、デスクトップ上に保存されました。
ウィンドウを撮影する方法
画面全体ではなく、範囲選択でもなく、1つのウィンドウ全体をスクリーンショットとして撮影する方法を説明します。
ShiftとCommand(ない場合はWindowsキー)と4を同時押しして下さい。
同時すると、マウスカーソルの形が十字マークになります。この見本図では通常カーソルのままですいません。
続いてSpaceを押して下さい。文字入力して漢字などに変換する時に押すボタンです。
すると十字マークだったマウスカーソルが、カメラマークに変わります。カメラマークを乗せたウィンドウ全体が、図のように自動的に選択されるようになります。
撮影したいウィンドウにマウスカーソルを乗せた状態でクリックをすると撮影できます。
このように、1つのウィンドウ全体を綺麗に画像に保存することができました。
保存先を変更する方法
スクリーンショット画像の保存先は、通常、デスクトップですが、ターミナルを使って変更することができます。まずはターミナルを起動して下さい。
保存先のフォルダを指定する
ターミナルで次のコマンドを打つことで、スクリーンショットの保存先を設定することができます。
defaults write com.apple.screencapture location フォルダのパス
例えば、デスクトップ上にあるscreenshotという名前のフォルダに直接保存してほしい場合は、次のようにコマンドを打ちましょう。Enterで実行できます。
defaults write com.apple.screencapture location /Users/araiyuuta/Desktop/screenshot
不安な人向けに見本の画像も載せておきます。このように入力してから、Enterを押して下さい。
ちなみに、フォルダのパスを直接入力するのは至極、億劫ですよね。そんな場合は、パスを入力したいフォルダを、ターミナルのウィンドウ上にドラッグ&ドロップして下さい。これで、そのフォルダのパスが自動で入力されますよ〜。defaults write com.apple.screencapture location
(最後に半角スペースを忘れずに)まで入力してから、やりましょう。フォルダ自体には何の影響もありません。
設定を反映させる
保存先のフォルダを指定しても、そのままでは、まだ設定が反映されません。設定を反映させるために、次のコマンドを打ってEnterを押して下さい。次からは、指定したフォルダに画像が保存されるはずです。
killall SystemUIServer
設定を元に戻す
スクリーンショットの保存先を、デフォルトの設定に戻すには、次のコマンドを打ちましょう。再び、デスクトップに保存されるようになります。
defaults delete com.apple.screencapture location; killall SystemUIServer
ファイル名を変更する方法
スクリーンショットで保存されるファイルの、ファイル名を変更する方法を説明します。「保存先を変更する方法」で説明したのと同じように、ターミナルを操作して下さい。
名前部分を指定する
画像は通常、「スクリーンショット 2016-01-26 18.41.22.png」というようなファイル名で保存されますが、この内の「スクリーンショット」の部分を変更するには、次のようにコマンドを打って、Enterを押して下さい。
defaults write com.apple.screencapture name "名前"
例えば、ファイル名を「SYNCER 2016-01-26 18.41.22.png」というように変更するには次の通りです。
defaults write com.apple.screencapture name "SYNCER"
日付部分を除外する
「スクリーンショット 2016-01-26 18.41.22.png」の、「2016-01-26 18.41.22」の部分を丸ごとなくしてしまうには、次のようにコマンドを打って下さい。次からは「スクリーンショット .png」というように保存されるようになります。
defaults write com.apple.screencapture include-date -bool false
設定を反映させる
変更した設定を反映させるには、次のコマンドを打って下さい。
killall SystemUIServer
設定を元に戻す
元の設定に戻すには、次のコマンドを打ってEnterを押して下さい。
defaults delete com.apple.screencapture name;defaults delete com.apple.screencapture include-date;killall SystemUIServer
拡張子を変更する方法
スクリーンショットで撮影した画像ファイルは、PNGで保存されます。拡張子(画像の種類)を変更する方法を説明します。「保存先を変更する方法」と同じく、ターミナルを操作して下さいね。
拡張子を指定する
ターミナルで次のコマンドを打つことで、スクリーンショットで保存される画像の拡張子を設定することができます。
defaults write com.apple.screencapture type "<span class="highlight">拡張子</span>"
例えば、画像をJPG形式で保存したい場合は、次のようにコマンドを打って下さいね。
defaults write com.apple.screencapture type "<span class="highlight">jpg</span>"
GIF画像で保存したい場合は次の通りです。ちなみに、大文字にすると、その通りに.GIF
という拡張子になります。
defaults write com.apple.screencapture type "<span class="highlight">gif</span>"
設定を反映させる
もう毎度お馴染みですが、反映させるために次のコマンドを打って下さいね。この後、実際に拡張子が変わっているか確認してみましょう。
killall SystemUIServer
設定を元に戻す
元の設定に戻したい場合は、次のように打てば大丈夫です。気付いた人もいると思いますが、;
(セミコロン)で区切ることで、複数のコマンドを一気に実行することができちゃいます。
defaults delete com.apple.screencapture type; killall SystemUIServer
周りの影効果をなくす方法
ウィンドウ全体を撮影した時に、デフォルトでは周りに影の効果がつきます。これをなくしたい場合は、次のコマンドを打ってEnterを押して下さい。設定を反映するためのコマンドも一緒に入っています。
defaults write com.apple.screencapture disable-shadow -bool true; killall SystemUIServer
設定変更後のスクリーンショットです。このように、周りの影をなくした純粋な画像を保存することができます。
設定を元に戻す
この設定を元に戻すには、下記のコマンドを実行しましょう。
defaults delete com.apple.screencapture disable-shadow; killall SystemUIServer