d3.touches - 複数のタッチ位置を取得する
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d3.jsのd3.touches()
は、複数のタッチ位置を取得するAPIです。
サンプルコード
<div id="container"></div>
// d3イベント内でないと機能しない
d3.select( "#container" ).on( "touchstart", function() {
// 対象となる要素を取得
var element = document.getElementById( "container" ) ;
// 要素内におけるタッチ座標を取得
// ( この場合、[this]でも受け入れてくれます )
var coordinates = d3.touches( element ) ;
} ) ;
デモ
サンプルコードのデモを確認して下さい。編集してどのように動作するのか確認してみましょう。
構文
multiCoordinates = d3.touches( container )
項目 | 説明 |
---|---|
container | タッチ位置を取得する対象となる要素(ノード)を指定する。イベントの要素ならthis でも可。この要素の左上を起点(0, 0 )として、座標が検出される。 |
項目 | 説明 |
---|---|
multiCoordinates | coordinates (第1要素にX座標、第2要素にY座標を含む配列)が、検知した指の数だけ含まれた配列が返る。 |
ノート
- coordinatesの複数版
- 戻り値は、
d3.touch()
で取得できる戻り値の複数版です。 - d3イベント内で有効
d3.on()
などで設定したイベント内(d3.event
が存在する状態)でないとエラーが起こります。element.onclick
やaddEventListener()
のイベント内では動作しません。TypeError: Cannot read property 'sourceEvent' of null
が発生します。- selectionで指定できない
d3.touches()
の引数(対象となる要素)はd3.selectionオブジェクトではそのまま指定できません。指定したいなら、d3.touch( d3.select( "#id" ) )
ではなく、d3.touches( d3.select( "#id" ).node() )
というように、node()
を使ってノードを指定します。また、d3.selection
の構造を理解しているならd3.touches( d3.select( "#id" )[0][0] )
でも大丈夫なことが分かると思います。