border-top-left-radius - 要素の左上を丸める
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スタイルシートのborder-top-left-radius
は、要素の左上を丸めるためのプロパティです。
サンプルコード
border-top-left-radius
を指定した例です。別途、枠線を用意する必要はありません。
div {
border-top-left-radius: 50% 50% ;
}
デモ
border-top-left-radius
を指定した例です。要素の左上が丸まっているのを確認して下さい。
値の指定
値は、水平方向、垂直方向の順に2つの値を指定します。例えば、10px 20px
と指定した場合、左端から10px右に、上端から20px下に離れた位置が円の中心となります。2つではなく、1つの値を指定すると、水平方向、垂直方向、どちらにもその値が適用されます。値の指定方法は主に下記の通りです。リンクをクリックすると、デモを確認できます。
項目 | 説明 |
---|---|
inherit | 親要素の値を引き継ぐ。例の場合、div 要素のborder-top-left-radius には、body に指定された値(100px 100px )が引き継がれる。 |
initial | プロパティの初期値が適用される。この場合、角は丸まらない。 |
percentage | パーセンテージで指定すると、水平方向の場合は要素の横幅、垂直方向の場合は要素の高さに対した割合が適用される。 |
length | CSSで許可された方法で、サイズの指定ができます。(単位の一覧) |
仕組み
border-top-left-radius
を指定することによって、角丸ができる仕組みを解説します。理解しておくと、値を指定する時に迷うことがなくなります。ここでは、border-top-left-radius
に90px 70px
を指定したのを想定します。
順序 | 説明 |
---|---|
円の中心が決まる | 指定した値によって、角丸を構成するための円の中心点の位置が決まります。例では90px 70px を指定したので、要素の左から90px、上から70px離れた位置に、円の中心点が設定されます。 |
円が作成される | 水平方向、垂直方向に指定した長さが、そのまま、円の水平方向の半径、円の垂直方向の半径になります。つまり、90px 70px を指定した場合、水平方向に半径90px、垂直方向に半径70pxのサイズの円が、中心点を基準として作成されます。 |
円に沿って丸まる | そして、今回はborder-top-left-radius なので、円の左上に沿って、要素の左上が丸まります。このように、指定した値が影響を与えています。 |
ブラウザのサポート
2016年7月現在の、ブラウザのサポート状況は次の通りです。
Chrome
●
4+
2010年3月
Firefox
●
3+
2008年6月
Safari
●
3.1+
2008年3月
Ie
●
9+
2011年3月
Edge
●
12+
2015年3月
Opera
●
10.5+
2010年3月
Safari(iOS)
●
3.2+
2009年6月
Ie Mobile
●
10+
2012年6月
Chrome
●
47+
2015年12月
Android
●
2.1+
2010年1月
FF Mobile
●
44+
2016年1月
Opera Mobile
●
11+
2011年3月