nl_langinfo() - 現在のロケールに基づく言語の情報を取得する
公開日:
nl_langinfo
は、現在のロケール情報に基づいた、言語の各種情報を取得する関数です。
構文
string nl_langinfo ( int $item )
パラメータ
$item
取得する項目を定数で指定する。特定のロケールによっては、定数が未定義の場合もあるので注意すること。
- ABDAY_{n}
- 一週間のn番目の曜日名の略式表記。
{n}
には1
〜7
の数字が入る。 - DAY_{n}
- 一週間のn番目の曜日名。
{n}
には1
〜7
の数字が入る。 - ABMON_{n}
- n番目の月の名前の略式表記。
{n}
には1
〜12
の数字が入る。 - MON_{n}
- n番目の月の名前。
{n}
には1
〜12
の数字が入る。 - AM_STR
- 午前を表す文字列。
- PM_STR
- 午後を表す文字列。
- D_T_FMT
- strftimeの日時関連のフォーマット文字。
- D_FMT
- strftimeの日付関連のフォーマット文字。
- T_FMT
- strftimeの時刻関連のフォーマット文字。
- T_FMT_AMPM
- strftimeの12時間表記関連のフォーマット文字。
- ERA
- ロケール固有の元号付きフォーマット。
- ERA_YEAR
- ロケール固有の元号付きフォーマットでの年。
- ERA_D_T_FMT
- ロケール固有の元号付きフォーマットでの日時。
- ERA_D_FMT
- ロケール固有の元号付きフォーマットでの日付。
- ERA_T_FMT
- ロケール固有の元号付きフォーマットでの時刻。
- INT_CURR_SYMBOL
- 国際通貨記号。
- CURRENCY_SYMBOL
- 地域通貨記号。
- CRNCYSTR
CURRENCY_SYMBOL
と同じ。- MON_DECIMAL_POINT
- 小数点の文字。
- MON_THOUSANDS_SEP
- 1000単位の桁区切りの文字。
- MON_GROUPING
GROUPING
と同じ。- POSITIVE_SIGN
- 正の値を表す記号。
- NEGATIVE_SIGN
- 負の値を表す記号。
- INT_FRAC_DIGITS
- 国際的な表記における小数点以下の桁数。
- FRAC_DIGITS
- 地域的な表記における小数点以下の桁数。
- P_CS_PRECEDES
CURRENCY_SYMBOL
の前に正の値を付ける場合は1
。- P_SEP_BY_SPACE
CURRENCY_SYMBOL
と正の値の間に空白を入れる場合は1
。- N_CS_PRECEDES
CURRENCY_SYMBOL
の前に負の値を付ける場合は1
。- N_SEP_BY_SPACE
CURRENCY_SYMBOL
と負の値の間に空白を入れる場合は1
。- P_SIGN_POSN
- 正の数の表記方法を表す数値。
- 0
- 量、および
CURRENCY_SYMBOL
を括弧で括る。 - 1
- 量、および
CURRENCY_SYMBOL
の前に正の値の記号を置く。 - 2
- 量、および
CURRENCY_SYMBOL
の後に正の値の記号を置く。 - 3
CURRENCY_SYMBOL
の前に正の値の記号を置く。- 4
CURRENCY_SYMBOL
の後に正の値の記号を置く。
- N_SIGN_POSN
- 負の数の表記方法を表す数値。
- 0
- 量、および
CURRENCY_SYMBOL
を括弧で括る。 - 1
- 量、および
CURRENCY_SYMBOL
の前に負の値の記号を置く。 - 2
- 量、および
CURRENCY_SYMBOL
の後に負の値の記号を置く。 - 3
CURRENCY_SYMBOL
の前に負の値の記号を置く。- 4
CURRENCY_SYMBOL
の後に負の値の記号を置く。
- DECIMAL_POINT
- 小数点の文字。
- RADIXCHAR
DECIMAL_POINT
と同じ。- THOUSANDS_SEP
- 1000単位の桁区切りの文字。
- THOUSEP
THOUSANDS_SEP
と同じ。- GROUPING
- 数値集合を有する配列。
- YESEXPR
- 「はい」にマッチさせるための正規表現。
- NOEXPR
- 「いいえ」にマッチさせるための正規表現。
- YESSTR
- 「はい」の出力文字列。
- NOSTR
- 「いいえ」の出力文字列。
- CODESET
- 文字エンコーディング名。
返り値
string
指定した条件に基づく情報を配列で返す。
サンプルコード
言語の情報を取得する
言語の情報を取得します。例えばABDAY_3
を指定すると、1週間の3番目の曜日の略式表記を取得できます。現在のロケールによって取得できる内容が異なります。
php
<?php
// 実行
$result = nl_langinfo( ABDAY_3 ) ;
// 結果
var_dump( $result ) ;
結果 (出力内容) - PHP7.0.21
string(3) "Tue"
サンドボックス
ソースコードを編集してnl_langinfo()
の挙動を確認して下さい。
参考リンク
- PHP - 公式マニュアル。