History - 履歴

2017/10/09

Historyは、ブラウザの履歴を管理するための機能を備えたインターフェイスです。

概要

名前

History

IDL

[Exposed=Window]
interface History {
  readonly attribute unsigned long index;
  readonly attribute unsigned long length;
  attribute ScrollRestoration scrollRestoration;
  readonly attribute any state;
  void go(optional long delta = 0);
  void back();
  void forward();
  void pushState(any data, DOMString title, optional USVString? url = null);
  void replaceState(any data, DOMString title, optional USVString? url = null);
};

enum ScrollRestoration { "auto", "manual" };

仕様書

https://html.spec.whatwg.org/multipage/history.html#history-3

チュートリアル

グローバルプロパティのhistoryがHistoryを返します。

window.history ;
history ;	// windowは省略可

コンストラクタ

コンストラクタはありません。

プロパティ

index

現在位置が、保有している履歴エントリーの中のどこかを表すインデックス番号を返します。

length

コンテキストが保有している履歴エントリーの数を返します。

scrollRestoration

「戻る」や「進む」などでブラウザの履歴エントリー間の移動があった時、スクロール位置を復元するか否かを指定できます。

state

現在の履歴エントリーに紐付けられているデータを返します。

メソッド

back()

1つ前の履歴エントリーに遷移します。

forward()

1つ後の履歴エントリーに遷移します。

go()

現在の履歴エントリーからの相対指定で、別の履歴エントリーに移動します。

pushState()

現在位置の次に、履歴エントリーを1つ追加して移動します。

replaceState()

現在位置の履歴エントリーを、新しい履歴エントリーに置換します。

定数

固有の定数はありません。

イベント

固有のイベントハンドラはありません。

サポート状況

クリックすると、バージョンごとの対応状況を確認できます。

Features	Chrome	Firefox	Safari	Edge	IE	Opera	iOS Safari	Android
History	●	●	●	●	●	●	●	●
back()	●	●	●	●	● 9+	●	●	●
forward()	●	●	●	●	● 9+	●	●	●
go()	●	●	●	●	● 9+	●	●	●
index	×	×	×	×	×	×	×	×
length	●	●	●	●	●	●	●	●
pushState()	●	●	● 5.1+	●	● 10+	● 11.6+	●	●
replaceState()	●	●	● 5.1+	●	● 10+	● 11.6+	●	●
scrollRestoration	● 46+	● 46+	● 11.0+	×	×	● 33+	● 11.0+	×
state	● 19+	●	● 6.0+	●	● 10+	● 11.6+	● 6.0+	● 4.4+