七重八重@鬼怒川温泉に宿泊!風呂と食事を楽しんだ!
公開日: 2016/12/08 | 更新日:
冬に温泉旅行に行きたい、と向かった先は鬼怒川温泉。約80もの宿泊施設がひしめく激戦区の中で選んだ「七重八重」は、風呂が気持ちよく食事が美味しい、まさに温泉旅行にピッタリのホテルでした。
外観
2016年12月6日(火)、栃木県の日光市にある「静寂とまごころの宿 七重八重」を訪れました。
概要
名称 | |
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住所 | 321-2522栃木県 日光市 鬼怒川温泉大原 1060 |
電話番号 | 0288-77-2222 |
駐車場 | あり |
wifi | なし |
チェックイン | 15:00 |
チェックアウト | 10:00 |
宿泊代金 | 約14,300円 |
創業年 | 1962年 1999年に「谷川ホテル」から「七重八重」に名称変更。 |
ウェブサイト | 公式サイト |
クチコミ |
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アクセス
鬼怒川温泉駅からのアクセス
レポート
部屋
客室の写真です。和風の畳部屋。広さは12畳ほどです。寝てみて気付いたのですが、厚めのカーテンが最高でした。光を通さない。から、朝まで真っ暗で熟睡できます。朝4時くらいだと思っていたのが実際は7時でしたから。
最近購入した360度カメラで部屋を撮影してみました。動かしてみると、雰囲気が分かると思います。真下にある私の後頭部は気にしないで下さい…。
- 部屋には備え付けの金庫があります。
- 冷蔵庫は大きめなので色々なものが入ります。中にはご当地のビールが入っていました。
- もちろん、クローゼットも用意されています。ハンガーの数も申し分ない。…こういったのは当たり前ですね。なんだかビジネスホテルのレビュー感覚の自分がいる。
- 各部屋に浴室がついています。お風呂だけ妙に一般家庭感があって鬼怒川温泉に来たのを忘れますね(笑)。
窓からは鬼怒川を眺められます。絶景というほどではありませんが、雰囲気は十分ですよ〜。
食事
「まごころ」を謳うのに十分なおもてなしを感じたのが食事。なんと、個室が用意されていてそこで食事を楽しめます。鍋物の匂いを気にせず、部屋で寛いでほしいとのことでした。各客用に、10部屋以上の個室が用意されています。こういうのは利益優先で客室になっちゃうでしょうね。
夕食
こちらがその個室。入ってすぐ見える豪華な夕食の数々にテンションは高まるばかりです。最近はバイキングが増えてきましたが、こういった懐石料理を周りを気にせず楽しむのもいいですね。
- いくつか紹介していきます。こちらが前菜です。手前左側が合鴨チーズ、子持ちわかさぎ山椒魚。奥が湯葉巻きサラダです。1つ1つの細工が凝っていて目でも楽しめます。
- 獅子唐、あられ揚げ、そして河豚です。11月29日(いいふぐの日)に食べ損ねたのでラッキー。あられ揚げは初めてでしたが、サックサクで食感がいいです。
- 宿泊した中でもベスト3に入るほど美味しかったのがこちらのしゃぶしゃぶ。栃木夢ポークというブランドです。
- なんといっても柔らかい!一口噛んだら旨味が広がります。肉は2倍あってもよかった(笑)。
岩魚の姿造り。女将さん曰く、頭があるのは目出度い料理。この刺身も身がぎっしりで絶品でした。
- 舞茸の釜めし。食事の最中にご飯を炊く。これも初めての経験でした。個室でそれだけゆっくりと時間を過ごせるのは最高の一言ですね。
- 最初に火をつけてもらい、各種食事を楽しんでいるうちに炊き込みご飯が出来上がります。蓋を開けた瞬間、炊き込みご飯の香りが広がります。端っこのお焦げももちろんありますよ〜。
- 米はご当地、栃木産のコシヒカリ。量は多めです。デートなどで来たなら、パートナーが食べられない分をしめしめといただきましょう。
- ご飯が炊けた頃、一緒に焼いていたメニューがちょうどよく出来上がりました。鮭と海老を柚子味噌をつけて焼いたもの。鮭と海老が美味しいのはもちろんなのですが、個人的には味噌の味がついた、かぼちゃが美味しかった…。
- 連続しますが、こちらはそのカボチャが入った茶碗蒸し。
- 最後にデザートのシャーベットで口直し。紹介しきれませんでしたが、本当に盛りだくさんの料理の数々に感動しました。
朝食
朝は個室ではなく会場です。窓から見える鬼怒川の景色を眺めながら朝食を楽しみましょう。
- ホテルで色々と見かけた「七重八重」のオリジナルブランド品。ここにもまだありました。蓋にはホテル名の由来となった歌が印字してあります。
- それにしても朝食も豪華。印象的だったのは漬物の味。ここのはとっても薄い味なんですが、それでもご飯が進む美味しさなんです。濃い味に慣れすぎた自分には新鮮でした。
湯葉や里芋など、身体に優しい食材が目立ちます。湯葉はわさび醤油を付けて食べます。湯葉はいつか栃木に来た時食べて、自分の中では「味のない食べ物」だったのですが、ここのはしっかりと味がついていました。
- 宿泊で美味しかったものベスト3に入るのがこの味噌汁。甘めの味噌に、ふんだんに入った柔らかい具材が合います。ちなみにおかわり自由。
- そしてこちらも絶品、「三撰きのこみそ」。ピリッとした辛さと豚肉です。こちらはご飯ともいいですが、焼き魚と一緒に食べても美味しかったです。お土産で売っていたので迷わずに買いました。
大浴場
「七重八重」には4種類ほどの浴場が用意されています。2つは無料で開放されていて、もう2つは貸切風呂となっています。地平線と水が重なって見えるインフィニティプール、というのがありますが、ここの露天風呂はインフィニティ風呂になっています。夜は寒くて景色も真っ暗なんですが、チェックインから夕食までの間なら景色と一緒に露天風呂を楽しむことができ、オススメです。なお、待合室には金庫があるので、食後など部屋に戻らずそのまま利用できます。
- 無料で開放されている浴場は2種類あって、毎晩0時頃に交換になります。なので1泊すれば2種類の浴場を楽しむことができちゃいます。
- 待合室に用意してある「きぬの水」。お風呂を上がった後、ホカホカの状態で飲むと気持ちいいです。
- 親子連れの方やゆっくりしたい方にオススメの貸切風呂も別途ありました。こちらはプランによっては有料です。
備品、アメニティ
このホテルの魅力だと思った1つは、各所に備わっているオリジナルブランド品。例えば、浴衣の背中部分には「七重八重」のマークが入っています。念のため、知らない人を写しているわけではなく家族です(笑)。
- 部屋にはドライヤー、化粧水など各種アメニティが用意されています。髭剃りは部屋にはありませんでしたが、大浴場で無料で配布されていました。
- タオルや浴衣はクローゼットに入っていました。これで一人分なのでタオルは十分。
- これはホテルでは初めて見かけたもの。足袋です。こういうのは気分が出るのでいいですよね。この袋は山吹色。この色には意味があるんです。それは名前の由来を見てみて下さいね。
- オリジナルブランドを1つ見るとどれだけあるのか興味がつきません。こちらはスリッパ。
- そして下駄までありました。館内を歩いたら、色々と気にしてみると面白いかもしれませんね。
施設
大きくないホテルだったのでお風呂と食事だけかなと思っていましたが、様々な施設が揃っていましたよ。これはロビーの風景。チェックインの時がある意味、一番楽しいかもしれませんね(笑)。
店内風景。窓からは鬼怒川を一望できます。そこまであっというような景色ではありませんが、それでも日常と離れた景色を楽しめます。
写真集
資料集
名前の由来
最初、来た時に思ったのが「珍しい名前のホテルだなぁ」ということ。その名前の由来はロビーに説明がありました。室町時代の武将、太田道灌(おおたどうかん)のエピソードから来ているそうです。
様々な芸術品
和の雰囲気を醸し出すように、廊下には芸術品が飾られていました。
個人的な評価
5
「毎年鬼怒川温泉で泊まる、定宿のホテルを探そう」というテーマで少しずつ色々と泊まってみようと思っていたのですが、初回でこんなに素敵なホテルに出会えたのは幸運でした。言葉は悪いかもしれませんが「昔ながらの接客」が心地よかったです。個室で食事をしていたら女将さんが挨拶に来てくれました。これは経験がなかったので正直なところ、「えっ」と一瞬、嫁さんと顔を合わせて笑ってしまったんですが、感動しました。「来年もここに来よう」と決めた瞬間でもあります。
チェックアウトの時も大仰にお見送りをしてくれました。ホテルから出てしばらく直線を歩き、かなり離れた時に振り返ってみたらまだスタッフの皆さんで手を振っていて、中でも女将さんは「幸運なお年を〜!」と声をかけてくれました。「こういった接客を求めている」というのとはまた違うんですが、こういった方々が運営するホテルなら、気持ちよい風呂、美味しい食事など、安心して休めるな、と思うんです。