pubsubhubbubで記事をいち速くGoogleにインデックスさせる方法

pubsubhubbubで記事をいち速くGoogleにインデックスさせる方法

PubSubHubbub(ぱぶさぶはぶばぶ)を利用して、ブログ記事をいち早くGoogleにインデックスしてもらう方法を、PHPをサンプルに解説します。

PubSubHubbubとは?

ブロガーという視点から言うと、PubSubHubbubとは、目的のURLの存在をGoogleにプッシュ通知して、いち早くインデックスしてもらうためのシステムという認識でいいと思います。厳密に言えば、このシステムはGoogleへの通知を専門とするものではありません。もし、専門的、技術的な内容に興味がある場合はWikipediaをご参考下さい。

Googleに速くインデックスしてもらうことは重要です。TwitterやFacebook、RSSフィードなどを利用して、他人の記事をクロールしてコピーしてしまうスパマーがいることは周知ですね。例えば、スパマーがコピーした記事が、オリジナルのあなたの記事よりも速くインデックスされた場合、Googleは後発のあなたの記事こそ、コピーなのではないかと勘違いしてしまう可能性があります。

記事を守り、Googleから不当な低評価を受けないためにも、このPubSubHubbubを利用した、記事を速くインデックスさせるシステム作りをお勧めします。このPubSubHubbubを利用して記事がオリジナルであることを伝える方法はGoogleのエンジニアも推奨しています。

ライブラリの入手

それでは、実際に、PHPを使ってURLをGoogleに通知してみましょう。GitHubにて、Josh FraserさんによるPHP用ライブラリが公開されています。色々と探して比べてみたところ、このライブラリが一番シンプルで使いやすかったです。まずはこれをダウンロードしましょう。

ダウンロードしたファイル(pubsubhubbub-php-master.zip)を解凍し、その中にあるpublisher.phpを利用します。

pubsubhubbub-php-master.zip

  • pubsubhubbub-php-master
    • library
      • publisher.php

サンプルプログラム

プログラムの性質上、サンプルデモをお見せすることはできませんが、簡単なサンプルコードを紹介します。このライブラリを利用してプッシュ通知を送るには、publish_update()というメソッドを利用します。下記はそのサンプルです。

PHP

<?php

	// ライブラリを読み込む
	require_once './publisher.php' ;

	// プッシュ通知先のURL(Googleに通知する場合は変更しない)
	$hub_url = 'http://pubsubhubbub.appspot.com/' ;

	// インスタンスを作成し、そのパスを$pshbに代入する
	$pshb = new Publisher( $hub_url ) ;

	// インデックスさせたい記事のURLアドレス
	$post_url = 'http://syncer.jp/how-to-use-pubsubhubbub' ;

	// プッシュ通知に成功した場合
	if( $pshb->publish_update($post_url) )
	{
		echo '通知が成功しました。' ;
	}

	// 失敗した場合
	else{
		echo '通知が失敗しました。' ;
	}

通知に成功した場合、下記の通り表示されます。この後、実際にインデックスされるかどうかはGoogle次第なんですが、通知が送られたことは確かなので安心できますね。

プログラムの稼働イメージ
プログラムの稼働イメージ

WordPressをご利用の場合

WordPressをブログを運用中の人は、専用のプラグインを利用するのが最もお手軽かと思います。下記は、先ほどのGitHubと同じ作者によるプラグインなのでお勧めです。

WordPressのプラグインを紹介する記事は多かったのですが、WordPressを使っていない人がpubsubhubbubをどう利用すればいいかを解説しているサイトがなかったので、今回、記事にしてみました。独自のプログラムでブログなどを構築している人は、ぜひ、参考にしてみて下さい。