元祖まぐろラーメン@環七-昭和時代風の店内と、世界一美味しい正油ラーメンが魅力！

外観

2013年9月12日(木)、東京都の板橋区にある「元祖まぐろラーメン」を訪れました。

概要

メニュー

アクセス

環七と17号線がぶつかる交差点のすぐ近くにあります。専用駐車場はないので、近くのコインパーキングの利用をお勧めします。歩きだったら、板橋本町駅A4出口を出て、信号を渡らずに環七沿いを真っすぐ進めば「元祖まぐろラーメン」の店舗が右側に見えてきます。

レポート

店内の雰囲気

とにかく、どこから拾って…ではなく持ってきたんだってくらい、レトロなアイテムで溢れている店内。異次元と言いましょうか、別世界と言いましょうか。認めたくはないけど、ディズニーランドに来た時と同じ方向性のワクワクさを感じます。BGMは矢沢8割、サザン2割くらいの比率。

やはりあると思ったマグロのオブジェ。安易だ、安易だよ！どこにあるか？と探していたけど見つからず、諦めて天を仰いだら吊るされていました。

正油ラーメン

今回頼んだのは定番メニューの正油ラーメン、800円。で、味はどんなかというと、…特徴ないんですよ。いや、ホントに。店内の面白い飾り付けばかり見ていると、「どんな味のラーメンか」ってインパクトの方に期待するんですけど、普通なんです。普通に、上品に、美味しいんです。これ、知らない人にラーメン食べさせてどの店か？ってクイズやったら、多分一人もこの店選ばない。自信ある。

スープはというと、マグロだから生臭さをまず想像するんだけど、一切なし。正直言うと、言われなきゃマグロ入ってるって分からない。なんでも何種類もの香草を使って、魚介の生臭さを完全に消しているんだとか。それくらいアッサリとして、上品な味。「さぁ汁完するかー」じゃなく、「気付いたら全部飲んでた」ってくらい、自然で美味しくて上品な味。

中細のちぢれ麺。私みたいなドが100個くらい付く素人が、「これは温度と時間を緻密に管理してるんだろうな〜」って分かっちゃうくらい、毎回茹で上がりが安定してる。しっかりとコシがあるので、かじるとアゴを弾力で押し返します。満腹中枢、とっても刺激されます。

チャーシュー。トロトロです。でも、こいつはトロけきりはしない！最後にひとかじりして噛み切らなきゃいけないくらいの絶妙な柔らかさです。

店内のネタ的な面白さとは裏腹に、しっかりと緻密に、基本に忠実に丁寧に仕上がっているラーメンなんだと思う。それだけ麺もスープもチャーシューも味付き玉子もネギもに至るまで、1つ1つのレベルが高い。こんな素人にそう感じさせるのってスゴいよ、ホント。しかもいつ行ったって、それが安定してる。

店内には「マグロのDHAが頭と健康にいいよ！」みたいな説明がたくさん並んでるんだけど、どうなんでしょう。最初からラーメンにそんなこと期待してないし、実感もしてません。ああ、でも確かに脂っこさの嫌な後味はないし、胃にも全くもたれない。食べた後でも「息はほぼ顔」のガッチャマンくらいな感じに爽やかさを保っていられる。いずれにしても、そんなことより美味いから行け！と勧めたい。

有名人が通うお店

なんでも大塚愛も私と同じで、「今まで生きてきた中で一番美味しいラーメン」と公言しているらしい。言葉の重みは月とスッポンくらい違うが誇らしい。月に1回はバンド仲間とだったり、一人だったりで来て、普通に行列に並んで食べてるらしいです。

それ以外にも巨人の原監督とか、美川憲一と神田うのとか、アニマル浜口親子とか、吉田沙保里とかナイツのボケの方とか、数え切れないほどの有名人のサインと写真がズラリと並んでる。期待の若手である江柄子投手のサインもあった。

これは嘘だ、絶対に言ってない！

写真集

• 黒コショーラーメン。胡椒たっぷりだけど、味は全然壊れてない。ちょっとスパイスがほしい人に超オススメ。
• たれソバ。こちらは少々こってり。正油ラーメン、黒コショウラーメン、たれソバは一度は食べたい絶品！
• 人気店で行列がしばしばありますが、その間は店内にある様々なアイテムを見て楽しめますよー。
• 店内はカウンター席のみ、お子様の入店はできないのでご注意下さい。

個人的な評価

4.9

自分が人生で食べて来た中で一番美味しいと感じた正油ラーメンです。この記事を見た人は何らかの縁だと思ってぜひ、一度訪れてみて下さい。これから先、さらに美味しいラーメンに出会えるんじゃないか？という希望を込めて4.9にしました。

意外と女性多し。そして漏れなくカップル。女性から見るとこのお店、物凄い興味はあるけど、一人じゃ入りにくい雰囲気なんじゃないかな。連れて行ってあげなよ、あの娘を！

昭和風の店内がインパクトありすぎて、イメージがそこにいっちゃうけど、ウリは間違いなくその美味しさ。ぜひ、生涯に一度は食べてみて下さい！